近年の建築用塗料は、アクリル、アクリルウレタン、シリコン、フッ素、有機無機ハイブリッドと多くの塗料メーカー様により開発されてまいりました。
弊社はフッ素、有機無機ハイブリッド塗料の製造販売に特化しており、約20年前から研究開発に努め、建築用塗料としては最高峰の耐久性を誇る「セミフロンスーパー」シリーズを開発いたしました。
その後、お客様のご要望もあり、フッ素樹脂塗料「セミフロン」シリーズの販売を開始し、現在に至っております。
建築用塗料、特に高耐久性を競う製品については、当然ながら開発には非常に長い時間を必要と致します。その時間を可能な限り縮めるために、促進耐候性試験そのものの評価試験機器や評価方法の研究開発も日々進められております。
各種の促進耐候性試験のデータが屋外暴露の試験結果と相関性が100%一致するという状況には至っていないのが現状です。
この状況で、非常に短い開発期間で、さらに屋外暴露のデータも乏しいまま超高耐候性塗料を謳う商品が市場に溢れるようになってきた事に、当社は強い危機感を感じております。
実際に住まわれる方々が10年、20年と安心して愛着のある住まいで生活する未来を、屋外暴露試験データ等も乏しい、目新しさのみを謳った商品がどのように描いていけるのでしょうか。
“本当の無機塗料に関わる人々が、安心できる未来を。”
確実に長い期間を掛けて証明し、同時に新たな商品の研究開発を確実に進めていく。
そこで当社は、過酷環境である沖縄県宮古島市の「日本ウエザリングテストセンター」にて得られた試験結果を「実証主義」として掲げます。
これが高耐候性塗料の提供を中心としている塗料メーカーであるKFケミカルの使命であり、当然の義務であると考えます。
この結果や活動を広く伝えたいとの想いから、KFPA(KF Chemical Partners Association)という組織を立ち上げます。